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電気工事士の職務経歴書の書き方|資格・工事種別・現場経験の整理法と例文

電気工事士の職務経歴書では、保有資格(第一種・第二種など)と、どの種類の工事をどの立場で施工してきたかが最初に見られます。

こんな人向け: 第二種から第一種へ資格を取り、仕事の幅を広げたい人/住宅配線から商業施設・工場の電気工事へ移りたい人/職人から施工管理や現場の責任者を目指している人

電気工事士の職務経歴書で見られるポイント

資格は種別・取得年月・免状の有無を明記

電気工事士は資格で施工できる範囲が決まるため、第一種・第二種の別と取得年月は必ず書きます。第一種は試験合格と免状交付が別なので、実務経験が足りず免状未交付の場合は「試験合格(免状申請予定)」と正確に記載しましょう。認定電気工事従事者、消防設備士、施工管理技士などの関連資格も、取得順に並べると成長の過程が伝わります。

工事種別と現場の規模を具体的に

電気工事は住宅の屋内配線、ビルや商業施設の幹線・動力、工場の設備配線、受変電設備、弱電(LAN・防犯・放送)など種類が多く、会社ごとに得意分野が異なります。自分が経験した種別と、現場の規模(戸建て・5階建てビル・工場の増築など)、新築か改修か、1現場あたりの人数を書くと、応募先が任せられる仕事を判断できます。

作業員か職長か、立場の変化を書く

同じ現場でも「指示を受けて配線した」のか「図面を読んで段取りを組み、2〜3名を指示した」のかで評価は違います。見習い、作業員、職長・班長、現場担当といった立場の変化と、その時期を書きましょう。元請けとの打ち合わせ、材料の拾い出しと発注、施工図の確認、他業種との調整を経験していれば、現場を回せる人材として見てもらえます。

安全と品質への取り組みを具体的に書く

電気工事は感電・墜落・火災のリスクがあるため、安全への姿勢は必ず見られます。「安全第一で作業」ではなく、停電作業時の検電・短絡接地の手順を徹底した、KY活動で若手に声かけをした、絶縁抵抗測定の結果を記録して引き渡したなど、具体的な行動を書いてください。手直しや是正を減らした工夫も品質意識の証明になります。

例文: 職務要約

工業高校の電気科を卒業後、株式会社◯◯に入社し、電気工事士として約9年間勤務しています。入社時に第二種電気工事士を取得し、最初の3年間は住宅や小規模店舗の屋内配線・器具取付を担当しました。4年目に第一種電気工事士の免状を取得してからは、オフィスビルや商業施設の新築・改修工事で、幹線・動力・照明・コンセント回路の施工やキュービクル周りの二次側配線を経験しています。6年目以降は職長として3〜6名の班を率い、元請けとの工程打ち合わせ、材料の拾い出しと発注、施工図の確認、他業種との取り合い調整を担当しています。2024年には2級電気工事施工管理技士を取得し、現場全体の管理にも携わっています。

例文: 職務経歴

期間2017年4月〜現在
会社株式会社◯◯(事業内容: 電気設備工事(ビル・商業施設・工場・住宅)の施工/従業員数: 約60名)
所属・役職工事部 職長(2022年4月〜)
業務内容
  • オフィスビル・商業施設の新築・改修における幹線・動力・照明・コンセント回路の施工(3〜6名の班を指揮)
  • 元請けとの工程打ち合わせ、施工図の確認、他業種(空調・衛生・内装)との取り合い調整
  • 材料の拾い出し・発注、工具・高所作業車の手配、日々の作業段取りと安全指示
  • 絶縁抵抗測定・接地抵抗測定などの竣工検査、是正対応、引き渡し書類の作成補助
実績・取り組み
  • 商業施設の改修工事で夜間停電作業の手順書を作成し、予定6回の停電作業を5回で完了。無事故で引き渡し
  • 施工図の事前確認で天井内の取り合い不整合を着工前に洗い出し、現場での手直しをほぼゼロに

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

私の強みは、職人として現場で手を動かしてきた経験を土台に、段取りと安全管理で現場全体の効率を上げられることです。商業施設の改修工事では、営業時間の制約で夜間の停電作業が限られていたため、各回の作業内容と人員配置、復電前の確認項目を手順書にまとめ、班員全員が同じ手順で動けるようにしました。その結果、予定より少ない停電回数で作業を終え、元請けからも次の現場での協力を依頼されました。また、着工前に施工図を空調・衛生の職長と突き合わせる時間を設けるようにしてから、天井内の取り合いによる手直しがほとんどなくなりました。若手への指導では、作業を任せる前に危険箇所を一緒に確認する習慣を続けています。御社では、施工品質と安全を守りながら現場をまとめる立場として貢献したいと考えています。

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NG表現とOK表現

NG 各種電気工事に幅広く従事し、数多くの現場で経験を積んできました。
OK オフィスビル・商業施設(5〜10階建て)の新築・改修で幹線・動力・照明工事を担当。住宅の屋内配線も3年経験。
工事種別と建物の規模がないと、応募先の現場を任せられるか判断できません。種別と規模を並べます。
NG 資格欄に「電気工事士」とだけ記載し、第一種・第二種の別や取得年月がない。
OK 第一種電気工事士(2020年免状取得)/第二種電気工事士(2017年取得)/2級電気工事施工管理技士(2024年取得)
第一種と第二種では施工できる範囲が違います。種別と取得年月、免状の有無を明記しましょう。
NG 常に安全第一を心がけ、入社以来ずっと無事故で作業を行ってきました。
OK 停電作業前の検電・短絡接地を班全員で指差し確認する手順を定着させ、担当現場で無事故を継続しています。
心がけだけでは誰でも書けます。具体的な安全行動を書くと、現場での動き方が伝わります。

よくある質問

第二種しか持っていなくても転職は不利ですか?

住宅や小規模店舗が中心の会社なら第二種で十分な場合が多いです。ビルや工場の仕事を目指すなら第一種が必要になるため、試験合格済みなら「免状申請予定」、受験予定なら時期を書きましょう。実務経験の年数と担当した工事の種類をしっかり書けば、資格取得を支援する会社から評価されます。

現場の職人なので数字で書ける実績がありません。

実績は数字でなくて構いません。手直しを減らした工夫、段取りの改善、若手への教え方、元請けから指名で依頼された経験などが実績になります。扱った工事の種別と現場規模、使える工具や測定器、読める図面の種類を具体的に書くだけでも、採用側は仕事を任せられるか判断できます。

施工管理にステップアップしたい場合は何を強調すべきですか?

職長として段取り・人員配置・工程調整・他業種との取り合いを担当した経験と、施工図の確認や材料の拾い出しの経験を前に出しましょう。施工管理技士の資格や受験予定も重要です。職人経験は現場の実態を理解した管理者として強みになるので、自己PRで職人の視点を活かした管理を書くと伝わります。

一人親方や小規模な会社の経験はどう書けばよいですか?

元請けや取引先の業種、受ける工事の種類と規模、1現場の人数と自分の役割を書けば十分です。小規模だからこそ見積・発注・施主対応まで一人で担った経験があれば、幅の広さとして評価されます。会社名は正式名称で、個人事業の場合は屋号と開業時期を書きましょう。

弱電(LAN・防犯・放送)の経験は別に書くべきですか?

工事種別として分けて書くと伝わりやすいです。強電と弱電の両方ができる人は現場で重宝されるため、担当した設備の種類(LAN配線・防犯カメラ・インターホン・放送設備など)と、設定や試験まで行ったかを書いてください。通信工事会社への転職を考える場合は特に詳しく書きましょう。

関連する職種

通信工事・電気通信施工管理設備管理(ビルメンテナンス)

最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。