トップ › 職種別ガイド › インフラエンジニア(ネットワーク・サーバー)

インフラエンジニアの職務経歴書の書き方|構成規模・運用実績の見せ方と例文

インフラエンジニアの職務経歴書では、担当環境の規模(台数・拠点数)と、設計・構築・運用のどこまでを任されたかが最初に見られます。

こんな人向け: 運用・監視の経験が中心で、書くことが少ないと感じている人/オンプレミスからクラウドへ担当領域を広げたい人/ネットワークとサーバーの両方を担当してきて整理に迷う人

インフラエンジニア(ネットワーク・サーバー)の職務経歴書で見られるポイント

担当環境の規模と構成を数字で書く

「サーバー運用を担当」だけでは、10台なのか500台なのか判断できません。物理・仮想の台数、拠点数、利用ユーザー数、OSやミドルウェアの種類、ネットワーク機器の種別を案件ごとに添えてください。構成図を思い出しながら書くと漏れが減ります。規模が小さくても正直に書くほうが、面接で話が合わず困ることを避けられます。

設計・構築・運用のどこを担ったか分ける

インフラの仕事は、要件整理・設計・構築・テスト・運用保守・障害対応と工程が分かれています。採用側は「設計書を書ける人か」「手順書どおりに構築する人か」を見分けたいので、各案件で自分が担当した工程を明示しましょう。運用のみでも、手順の改善や監視設定の見直しなど判断を伴った業務があれば工程として書けます。

障害対応は原因・対処・再発防止の順で

障害対応の経験は評価されやすい一方、「障害対応を行った」だけでは伝わりません。発生した事象、自分が行った切り分けの手順、復旧までの対応、その後の再発防止策を一件ぶん具体的に書くと、トラブル時の動き方が伝わります。夜間対応の回数や一次対応の担当範囲も、運用体制を理解してもらう材料になります。

資格とクラウド経験は欄を分けて明示する

ネットワークやサーバー系の認定資格、クラウドベンダーの認定は、求人票の条件と照合される箇所です。取得年月とともに資格欄にまとめ、業務経験がないものは「資格のみ」と注記しましょう。クラウドは「アカウント設計から構築まで」「既存環境の運用のみ」など関わり方で評価が分かれるので、担当範囲を一行添えてください。

例文: 職務要約

専門学校を卒業後、株式会社◯◯に入社し、約7年間インフラエンジニアとして勤務しています。入社から3年間は中堅企業向けのサーバー・ネットワーク運用保守を担当し、Linux/Windowsサーバー約120台、ネットワーク機器約40台の監視・障害対応・パッチ適用を経験しました。4年目以降は構築チームに異動し、仮想化基盤の更改やファイアウォールのリプレースにおいて、要件整理から設計書作成、構築、移行作業までを担当しています。直近2年はAWSへの移行案件に参画し、VPC設計やEC2・RDSの構築、監視設計を担いました。運用で培った障害時の切り分け力と、設計から携わる構築経験の両方が強みです。

例文: 職務経歴

期間2019年4月〜現在
会社株式会社◯◯(事業内容: ITインフラの設計・構築・運用サービス/従業員数: 約300名)
所属・役職インフラソリューション部 構築グループ 主任(2024年10月〜)
業務内容
  • 中堅企業向け仮想化基盤(VMware、ホスト8台・VM約150台)の更改案件で、要件整理・設計書作成・構築・移行を担当
  • ファイアウォール・L3スイッチのリプレース(拠点5か所)における設計・設定・切替作業
  • AWS移行案件でのVPC・サブネット設計、EC2・RDS構築、CloudWatchによる監視設計
  • Linux/Windowsサーバー約120台の運用保守(監視・障害一次対応・パッチ適用・手順書整備)
実績・取り組み
  • 監視アラートの閾値と通知先を整理し、夜間の不要な呼び出しを月約20件から数件に削減
  • 構築手順をテンプレート化し、同種案件の構築工数を約2割短縮

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

運用から構築へ段階的に経験を広げてきたことで、「運用しやすい設計」を意識できる点が私の強みです。運用担当だった頃、設計時の配慮不足で監視アラートが過剰に鳴り、本当に必要な通知が埋もれる状況を経験しました。そこで監視項目ごとに影響度を整理し、閾値と通知先を見直す提案を行い、夜間呼び出しを大きく減らすことができました。構築チームに移ってからは、この経験を踏まえて設計段階で運用手順や監視設計まで含めてお客様と合意する進め方を取っています。また、AWS移行案件ではオンプレミスの知識を活かして、既存のネットワーク構成とクラウド側の設計をつなぐ役割を担いました。御社においても、安定稼働を前提とした設計と、現場で回る運用の両方を見据えたインフラづくりに貢献したいと考えています。

この形で、そのまま作れます

職務経歴書を無料・登録不要で作成。AIが職務要約と自己PRの下書きを作ります。

職務経歴書を作る(無料)履歴書を作る

NG表現とOK表現

NG サーバーおよびネットワークの運用保守業務に長年従事してきました。
OK Linux/Windowsサーバー約120台、ネットワーク機器約40台(拠点5か所)の監視・障害一次対応・パッチ適用を担当しました。
台数や拠点数がないと環境の規模が分からず、応募先の環境と比較できません。数字で規模を示します。
NG さまざまな障害対応を多数経験し、迅速な復旧とサービスの安定稼働に貢献しました。
OK 拠点間VPN断の障害で、ログ確認から機器の設定不備を特定して約1時間で復旧させ、設定変更時のチェック手順を追加しました。
「多数」「迅速」は検証できません。一件を切り分けから再発防止まで書くほうが対応力が伝わります。
NG AWSをはじめとするクラウドの知識があり、クラウド環境の業務にも対応可能です。
OK AWS移行案件でVPC設計とEC2・RDSの構築を担当(業務1年半)。関連する認定資格を2024年に取得。
「知識がある」「対応可能」では業務経験か学習かが区別できません。担当範囲と期間を明記しましょう。

よくある質問

運用・監視の経験しかなくても書けますか?

書けます。運用の中で判断したこと、例えば監視設定の見直し提案、手順書の整備、障害の切り分け、ベンダーとのやり取りなどは立派な実績です。扱った環境の台数やOS、監視ツールを具体的に書き、次は構築・設計に携わりたいという意向を自己PRで補いましょう。

ネットワークとサーバーの両方をどう整理すればよいですか?

案件ごとに書いたうえで、テクニカルスキル欄を「サーバー・OS」「ネットワーク機器」「仮想化・クラウド」「監視・運用ツール」に分けて整理すると読みやすくなります。両方できることは強みなので、どちらが主軸かを職務要約で一言添えておくと、応募先が配属をイメージしやすくなります。

資格を持っていなくても選考で不利になりますか?

実務経験があれば資格の有無だけで判断されることは少ないです。ただ、求人票に資格が明記されている場合は照合されるので、学習中であれば「◯月受験予定」と書いておきましょう。経験が浅いうちは資格が知識の証明になるため、ベンダー系・ネットワーク系の入門資格から揃えるのが現実的です。

夜勤やシフト勤務のことは書くべきですか?

運用体制の理解に役立つので簡潔に書いて問題ありません。「24時間365日体制のシフト勤務(月4回程度の夜勤)」のように事実のみ書き、次の職場で夜勤を避けたい場合は職務経歴書ではなく面接や希望条件の欄で伝えましょう。経歴書に不満を書く必要はありません。

構成図や設計書のサンプルは添えられますか?

業務で作成した設計書や構成図は会社の資産であり、顧客情報も含むため提出できません。代わりに「設計書(基本設計・詳細設計・パラメータシート)を作成」と担当した書類の種類を書き、面接で口頭説明できるよう構成を整理しておきましょう。個人で構築した検証環境の構成図なら添付可能です。

関連する職種

ITエンジニア(SE・プログラマー)通信工事・電気通信設備管理(ビルメンテナンス)

最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。