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歯科衛生士の職務経歴書の書き方|SRP・予防・診療補助の伝え方と例文

歯科衛生士の職務経歴書で最も見られるのは、どんな診療内容の歯科医院で、予防処置と診療補助のどちらをどこまで任されていたかです。

こんな人向け: 一般歯科から予防中心・矯正・小児などに特化した医院へ転職したい歯科衛生士/結婚・出産によるブランクを経て歯科の現場に復帰したい人/診療補助が中心だった経験を、担当衛生士制の医院でどう伝えるか迷っている人

歯科衛生士の職務経歴書で見られるポイント

医院の診療内容・規模・担当制の有無を書く

一般歯科か、小児・矯正・インプラント・審美・訪問歯科に力を入れているか、ユニット数と1日の患者数、歯科医師と歯科衛生士の人数、担当衛生士制かどうか。こうした情報で採用側は「うちの診療スタイルに近いか」を見ます。予防に力を入れる医院なら担当制でのメンテナンス経験、訪問歯科なら施設での口腔ケアの経験が重視されるので、応募先に合わせて記載の順番を考えてください。

予防処置・診療補助・保健指導を分けて書く

歯科衛生士の業務は、スケーリング・SRP・PMTC・フッ化物塗布などの予防処置、アシスト・印象採得・仮封などの診療補助、ブラッシング指導や食生活指導などの保健指導に分かれます。それぞれでどこまで任されていたか、1日に何名程度の患者さんを担当していたかを分けて書くと、採用側が配置を考えやすくなります。重度歯周病の患者さんへの対応や矯正装置の管理など、特定の経験は特に目立たせましょう。

実績はメンテナンス移行と患者さんの変化で

歯科衛生士の実績は、治療を終えた患者さんがメンテナンスに継続して通うようになったか、歯周病の状態が改善したかなど、患者さんの変化で示します。「担当患者さんのメンテナンス継続を意識して声かけを工夫した」「歯周ポケットの改善を数値で共有して動機づけにつなげた」など、自分の関わりと変化をセットで書き、効果を断定しすぎないようにしてください。

ブランクや復職は正直に、学び直しも添える

歯科衛生士は復職する人が多い職種なので、ブランクそのものを隠す必要はありません。ブランク前の経験を具体的に書き、ブランク期間は一行で事実を記載し、復職に向けてセミナー受講や歯科衛生士会の研修に参加した、器具の変化を調べたなど学び直しがあれば添えます。勤務時間や曜日の希望は職務経歴書ではなく履歴書の本人希望欄か面接で伝えましょう。

例文: 職務要約

歯科衛生士養成の専門学校を卒業後、医療法人◯◯会 ◯◯歯科クリニック(一般歯科・小児歯科・予防歯科/ユニット5台/1日の患者数約50名)に入職し、約6年間勤務しています。入職後2年間は診療補助を中心に、アシスト、印象採得、仮封を担当しました。3年目から担当衛生士制で予防処置を任され、現在は1日約10名の患者さんにスケーリング・SRP・PMTC・ブラッシング指導を行っています。歯周病の中等度〜重度の患者さんの歯周基本治療や、メンテナンスへの移行に向けた声かけに力を入れ、新人歯科衛生士の指導も担っています。今後は予防に特化した医院で、長く患者さんの口腔を支える仕事を深めたいと考えています。

例文: 職務経歴

期間20XX年4月〜現在
会社医療法人◯◯会 ◯◯歯科クリニック(一般歯科・小児歯科・予防歯科/ユニット: 5台/1日の患者数: 約50名/歯科医師2名・歯科衛生士4名)
所属・役職歯科衛生士(担当衛生士制・新人指導担当)
業務内容
  • 担当患者さん1日約10名へのスケーリング・SRP・PMTC・フッ化物塗布、歯周基本治療と再評価
  • ブラッシング指導、生活習慣の聞き取りと食生活指導、メンテナンスへの移行の案内
  • 歯科医師のアシスト、印象採得、仮封、小児患者さんへの対応と保護者への説明
  • 器具の滅菌・消毒管理、新人歯科衛生士への指導、予防処置の手順書の整備
実績・取り組み
  • 担当制導入後、担当患者さんへの声かけと次回予約の案内を徹底し、治療終了後のメンテナンスへの移行が増加
  • 歯周病中等度〜重度の患者さんに歯周ポケットの数値を毎回共有し、改善した事例を複数経験。院内の症例共有会で発表

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

患者さんが「また来たい」と思える関わりを目指してきました。担当衛生士制になってから、歯周病の治療で来院された方の多くが、症状が落ち着くと通院をやめてしまうことが気になり、毎回の処置で歯周ポケットの変化を数値で伝え、ご本人が自分の口の状態を把握できるようにしました。改善を一緒に喜び、悪化しやすい部位を具体的に伝えることで、メンテナンスに通い続けてくださる方が増えたと感じています。小児歯科では、怖がるお子さんに器具を見せて説明し、保護者の方に家庭でのケアを一緒に考えてもらうことを大切にしました。新人指導では、自分が最初に戸惑ったSRPの力加減やポジショニングを中心に、実際の患者さんの前に入る前に練習の時間を設けています。予防に特化した医院では、こうした患者さんとの継続的な関係づくりの経験を活かし、生涯にわたる口腔の健康を支える歯科衛生士として力を発揮したいと考えています。

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NG表現とOK表現

NG 歯科医院で歯科衛生士業務全般を担当し、患者様に信頼される対応を心がけました。
OK 一般・小児・予防歯科(ユニット5台)で、3年目から担当制で1日約10名のスケーリング・SRP・PMTC・保健指導を担当しました。
予防処置と診療補助のどちらをどこまで任されていたかが分からないと配置を検討できません。担当制の有無と人数を書きます。
NG 患者さんに寄り添った対応を大切にし、一人ひとりと丁寧に向き合ってきました。
OK 歯周ポケットの変化を毎回数値で共有し、ご本人が状態を把握できるようにすることでメンテナンス継続につなげました。
「寄り添う」は具体性がなく評価できません。何をどう伝え、患者さんにどんな変化があったかを書くと伝わります。
NG 院長との方針の違いで退職しました。次は長く働ける医院を希望します。
OK 治療後の予防とメンテナンスにより深く関わりたいと考え、予防歯科を中心とする貴院を志望しました。
前職の医院や院長への不満を書くと、採用側は自院でも同じことが起きると感じます。次に何をしたいかで書きましょう。

よくある質問

診療補助ばかりで予防処置の経験が少ないのですが。

正直に書いた上で、診療補助で培った力を示します。術式の流れを把握した先回りのアシスト、印象採得の精度、小児や高齢の患者さんへの対応などです。スケーリングの経験が少なければ「現在セミナーで学んでいる」と添え、入職後に担当制を目指したい意欲を自己PRに書きましょう。

ブランクが長く、最新の器具や材料に自信がありません。

ブランク前の経験を具体的に書き、復職に向けて行ったこと(復職支援研修の受講、歯科衛生士会のセミナー、器具や材料の情報収集など)を一行添えます。採用側はブランクより「戻る準備をしているか」を見ています。勤務条件の希望は面接で率直に伝えて構いません。

矯正専門や訪問歯科など未経験の分野に応募するときは?

共通する経験を先に書きます。矯正なら口腔内写真の撮影や装置周りのブラッシング指導、訪問歯科なら高齢の患者さんへの対応や全身状態への配慮などです。専門分野の経験がないことは認め、志望理由と学びたい点を明確に書くと、育成前提の採用で評価されます。

1日の担当患者数はどう数えればいいですか?

予防処置を自分が主に担当した患者さんの数で構いません。アシストに入った患者さんは別に「診療補助として1日約◯名」と書き分けます。正確な記録がなければ「約◯名」で十分です。面接で聞かれた際に、処置内容と所要時間を説明できる範囲にしておきましょう。

歯科衛生士の資格以外に書けるものはありますか?

ホワイトニングコーディネーター、歯科食育士、認定歯科衛生士(歯周病・口腔ケアなど)、介護職員初任者研修(訪問歯科向け)、普通自動車免許(訪問診療のある医院)などです。参加したセミナーや学会発表も、内容と年月を添えて記載できます。

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最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。