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看護師の職務経歴書の書き方|診療科・夜勤・リーダー経験の伝え方と例文

看護師の職務経歴書で最初に見られるのは、診療科と病床規模、夜勤の有無、そして任されてきた役割の具体性です。

こんな人向け: 急性期病院から別の病院・クリニックへ転職を考えている看護師/病棟から訪問看護や介護施設など、働き方を変えたい人/ブランクや短期離職があり、経歴の見せ方に悩んでいる人

看護師の職務経歴書で見られるポイント

診療科・病床数・看護体制を必ず書く

採用側は「自院と似た環境を経験しているか」を最初に確認します。勤務先の名前だけでは伝わらないので、診療科、病床数、看護配置(7対1など)、受け持ち患者数、夜勤の回数(月4〜5回など)を職歴の冒頭に添えてください。混合病棟なら主な疾患の傾向も一言入れると、面接前に実務レベルを想像してもらえます。

できる処置・対応を具体的に列挙する

「患者さんの看護全般」とまとめず、点滴管理、採血、人工呼吸器の管理、ストーマケア、術前術後の看護、急変時の初期対応など、実際に担当した処置を具体的に書きます。応募先の診療科と重なる経験を上に置き、経験の少ないものは正直に「見学・補助レベル」と書いた方が、入職後のミスマッチを防げます。

プリセプター・リーダー・委員会は実績欄に

看護師の実績は売上のような数字では示しにくいぶん、役割で示します。新人のプリセプターを何名担当したか、日勤リーダーや夜勤リーダーを任された時期、感染対策や褥瘡などの委員会活動、病棟内の勉強会の企画。こうした経験は「チームの中でどう動けるか」を見る材料になるので、小さなことでも時期と内容を添えて書いてください。

転職理由と志望先の結びつきを意識する

急性期から回復期へ、病棟から訪問看護へなど、働き方を変える転職では「なぜその領域か」を職務要約や自己PRの中で一文触れておくと、面接で深掘りされる前に意図が伝わります。夜勤を減らしたい、家庭との両立といった事情も、応募先の勤務体系に合っていれば隠す必要はありません。前向きな理由と並べて簡潔に書きましょう。

例文: 職務要約

看護専門学校卒業後、医療法人◯◯会 ◯◯病院(約300床)に入職し、消化器外科・内科の混合病棟で約6年間勤務しています。術前術後の看護、化学療法中の患者さんの観察と副作用対応、終末期の患者さんとご家族への支援を中心に担当し、夜勤は月4〜5回経験しています。4年目からは日勤リーダーを担い、5年目以降は新人看護師のプリセプターを2名受け持ちました。病棟の褥瘡対策委員としてラウンドや勉強会の企画にも関わっています。今後は在宅療養を支える訪問看護の領域で、これまでの急性期での観察力と家族支援の経験を活かしたいと考えています。

例文: 職務経歴

期間20XX年4月〜現在
会社医療法人◯◯会 ◯◯病院(病床数: 約300床/診療科: 消化器外科・内科混合病棟)
所属・役職看護部 消化器外科・内科病棟 看護師(日勤リーダー・プリセプター)
業務内容
  • 術前術後の患者さんの観察・ドレーン管理・疼痛コントロールの補助(受け持ち患者数 日勤7〜8名)
  • 化学療法中の患者さんの副作用観察、点滴管理、内服指導、副作用出現時の医師への報告
  • 終末期患者さんとご家族への精神的支援、退院支援カンファレンスへの参加
  • 夜勤(月4〜5回・2交代)での急変時の初期対応、医師への報告、記録
実績・取り組み
  • 4年目から日勤リーダーを担当し、5年目以降は新人看護師2名のプリセプターとして1年間の育成計画を作成・実施
  • 褥瘡対策委員として病棟ラウンドと体位変換の勉強会を企画し、病棟内の褥瘡発生の報告件数の減少に貢献

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

私の強みは、患者さんの小さな変化に気づき、早めに医師や多職種につなげる観察力です。消化器外科・内科の混合病棟では、術後の患者さんのバイタルや表情、訴えの変化から急変の兆候を察知し、報告の遅れを防ぐことを常に意識してきました。日勤リーダーを任されてからは、受け持ちの看護師の状況を見ながら業務を調整し、新人が報告しやすい雰囲気づくりを心がけました。プリセプターとして育成した2名が自立して夜勤に入れるようになったことは、自分の関わりが形になった経験として印象に残っています。また、終末期の患者さんとご家族への関わりを通じて、本人の希望を聞き取り、在宅へつなぐ退院支援の重要さを学びました。訪問看護では、こうした観察力と家族支援の経験を土台に、利用者さんの生活の場に合った看護を提供していきたいと考えています。

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NG表現とOK表現

NG 病棟にて患者様の看護全般を担当し、日々の業務に真摯に取り組みました。
OK 消化器外科・内科混合病棟(約45床)で、術前術後の看護・化学療法の点滴管理・終末期支援を担当しました。
「看護全般」では経験の範囲が伝わりません。病棟の種類と具体的な処置を書くと、採用側が自院との重なりを判断できます。
NG 夜勤もこなし、忙しい病棟で先輩や同僚と協力しながら頑張ってきました。
OK 2交代制で月4〜5回の夜勤を担当し、急変時の初期対応と医師への報告を経験しています。
「頑張った」は評価できない言葉です。夜勤の形態と回数、夜勤中に何を担ったかに置き換えると実務レベルが伝わります。
NG 職場の人間関係が合わず退職しましたが、次の職場では長く働きたいと思っています。
OK 急性期で培った観察力を、在宅での生活を支える訪問看護に活かしたいと考え、転職を決意しました。
退職理由を人間関係だけで語ると「次も同じ理由で辞めるのでは」と見られがちです。次の職場で何をしたいかを軸にします。

よくある質問

診療科の経験が応募先と違う場合はどう書けばいいですか?

共通する部分を探して先に書きます。たとえば整形外科から循環器内科への応募なら、術後管理や高齢患者さんへの対応、転倒予防など共通点を上に置き、循環器特有の知識は「現在学習中」と正直に添える方が信頼されます。

夜勤をしていない時期があるのですが、書くべきですか?

日勤のみの期間があっても隠す必要はありません。「20XX年〜20XX年は育児のため日勤のみ」のように事実を簡潔に書き、その期間に担当した業務を記載すれば十分です。応募先が夜勤必須なら、現在対応できる旨を添えておきましょう。

クリニックや介護施設への転職でも病床数などは必要ですか?

必要です。病院以外から応募する場合も、1日の来院患者数や入所者数、看護師の人数など規模が分かる情報を書くと、採用側が担ってきた業務量を想像しやすくなります。採血や処置の件数、オンコール対応の有無も加えてください。

実績として書けるような数字がありません。

看護師の場合、数字より役割で示すのが一般的です。プリセプターの担当人数、リーダー業務を始めた時期、委員会での取り組み、勉強会の企画などを「いつ・何を・どうしたか」で書けば実績になります。患者満足度やインシデント削減への関わりがあれば控えめに添えてください。

短期間で退職した職場も職務経歴書に書くべきですか?

書いた方が安心です。履歴書との不一致や空白期間は面接で必ず聞かれます。短期の職場は業務内容を1〜2行にまとめ、退職理由を聞かれた際に「夜勤回数が募集条件と異なった」など事実ベースで説明できるよう準備しておきましょう。

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最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。