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Webデザイナーの職務経歴書の書き方|ポートフォリオとの使い分けと例文

Webデザイナーの職務経歴書では、デザイン・コーディング・運用のどこまでを担当し、どんな目的で成果を出したかが見られます。

こんな人向け: 制作会社でLPやコーポレートサイトを数多く制作してきた人/インハウスで運用・改善を担当し、成果をどう書くか迷う人/ポートフォリオはあるが、経歴書に何を書けばいいか分からない人

Webデザイナーの職務経歴書で見られるポイント

担当範囲をデザイン・実装・進行で分ける

Webデザイナーの業務は会社によって幅が大きく異なります。ワイヤーフレームから担当したのか、デザインカンプのみか、HTML/CSSのコーディングやCMS組み込みまで行ったのか、クライアントとの打ち合わせに出ていたのかで評価がまったく変わります。案件ごとに「担当範囲」の行を設けて、関わった工程を具体的に書いてください。

制作本数・サイト種別・規模を示す

「Webサイトを制作」だけでは、1ページのLPなのか100ページのコーポレートサイトなのか判断できません。年間の制作本数、サイトの種類(LP・コーポレート・EC・採用サイト)、ページ数、対応デバイス、納期の目安を書くと、作業スピードと対応範囲が伝わります。制作会社の経験者は、業種の幅も読み手の関心事です。

見た目ではなく目的と結果を書く

「洗練されたデザインに刷新」といった表現は評価者に判断を委ねてしまいます。誰向けに、何を達成するためのデザインだったのか、公開後にどんな変化があったか(問い合わせ数、滞在時間、クライアントからの評価など)を書くと、課題解決の視点を持った人だと伝わります。数値が手元にない場合は、クライアントの反応や改修依頼の有無でも構いません。

ポートフォリオと経歴書の役割を分ける

作品の見た目はポートフォリオで伝え、経歴書には「どの案件で何を担当し、どう考えたか」を書きます。両方に同じ説明を載せる必要はありません。経歴書にはポートフォリオのURLと閲覧パスワードを明記し、代表案件が経歴書のどの案件に対応するか分かるようにしておくと、採用担当が照合しながら読めます。守秘義務のある案件は掲載可否を事前に確認してください。

例文: 職務要約

専門学校を卒業後、Web制作会社の株式会社◯◯に入社し、約5年間Webデザイナーとして勤務しています。入社当初はバナーやLPのデザインとHTML/CSSコーディングを中心に担当し、3年目からはコーポレートサイトや採用サイトのデザインをワイヤーフレーム段階から任されるようになりました。年間の制作本数はLP約30本、サイト制作約8件で、業種は飲食・美容・製造など幅広く対応しています。直近1年はクライアント打ち合わせにも同席し、要件のヒアリングから構成提案、デザイン、WordPressへの組み込みまで一貫して担当しています。見た目だけでなく、問い合わせにつながる導線設計を意識した制作が強みです。

例文: 職務経歴

期間2021年4月〜現在
会社株式会社◯◯(事業内容: Webサイト制作・運用、Web広告のクリエイティブ制作/従業員数: 約40名)
所属・役職制作部 デザインチーム Webデザイナー
業務内容
  • コーポレート・採用サイトのワイヤーフレーム作成、デザインカンプ制作(Figma)、クライアントへの提案
  • LP・バナーのデザインとHTML/CSS/JavaScriptによるコーディング(年間LP約30本)
  • WordPressでのテーマ組み込み、既存サイトの更新・改修対応
  • クライアント打ち合わせへの同席、要件ヒアリング、構成案と公開後の改善提案
実績・取り組み
  • 採用サイトのリニューアルで応募導線を整理し、公開後3か月の応募フォーム到達数が改修前の約1.5倍に
  • LP制作のデザインテンプレートとコーディング規約を整備し、初稿までの制作期間を平均2日短縮

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

私はデザインを「見た目を整える仕事」ではなく「目的に合わせて人の行動を導く仕事」だと考えて取り組んでいます。採用サイトのリニューアルでは、クライアントから「おしゃれにしたい」という要望を受けましたが、現状の離脱箇所を確認すると、求人情報にたどり着く前に離脱しているケースが多いことが分かりました。そこで見た目の刷新と同時に、トップページから募集職種へ一段で到達できる構成を提案し、公開後の応募フォーム到達数の改善につなげることができました。また、制作会社では納期とクオリティの両立が常に求められるため、LP制作のテンプレートとコーディング規約を整え、チーム全体の初稿までの期間を短縮しました。御社では、デザインの品質を担保しながら、数値や利用者の反応を見て改善を続けるデザイナーとして貢献したいと考えています。

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NG表現とOK表現

NG 多数のWebサイト制作に携わり、デザインからコーディングまで幅広く対応しました。
OK コーポレートサイト8件・LP約30本/年を担当。ワイヤーフレーム〜デザインカンプ、HTML/CSSコーディングまで一貫して対応。
本数とサイト種別、担当工程がないと、どの程度の幅と量をこなせる人か判断できません。
NG ユーザー目線で洗練されたデザインを制作し、クライアントから高い評価を得ました。
OK 採用サイトで募集職種への導線を一段に短縮する構成を提案し、公開後の応募フォーム到達数が約1.5倍になりました。
「洗練された」「高い評価」は主観です。目的と施策、結果の変化を書くと課題解決力が伝わります。
NG Photoshop、Illustrator、Figma、XD、Sketch、After Effectsなどが使えます。
OK Figma(業務3年・カンプ主担当)、Photoshop・Illustrator(業務5年)、After Effects(バナー動画)
ツール名の羅列は習熟度が見えません。主に使うものと、どの業務で使ったかを分けると伝わります。

よくある質問

ポートフォリオがあれば職務経歴書は簡単でよいですか?

役割が違うので両方必要です。ポートフォリオは作品の見た目と完成度を見るもの、職務経歴書は担当範囲・進め方・考え方を見るものです。採用担当は経歴書で「この案件のどこを担当したか」を確認してからポートフォリオを見ることが多いので、案件名や番号で対応関係を示しておくと親切です。

コーディングができない場合は不利ですか?

応募先によります。制作会社ではデザインと実装を分業していることも多く、デザイン専任の募集もあります。できない場合は無理に書かず、代わりに「コーダーへの指示書作成」「実装を考慮したデザインルール設計」など、実装側との連携経験を書くと実務で困らない人だと伝わります。

バナーやLPばかりで大きな案件がありません。

本数と改善の工夫で勝負できます。LPは成果が数値で出やすいので、A/Bテストで採用された案やクリック率が改善した例があれば書きましょう。短納期で多くの本数をこなした経験は、制作スピードと安定した品質の証明になります。大規模案件への意向は自己PRで補ってください。

インハウスデザイナーの成果はどう書けばよいですか?

運用・改善の視点で書くと伝わります。担当したサイトやサービスの規模、更新頻度、他部署(マーケティング・営業・開発)との連携、改善施策とその結果を書きましょう。制作会社経験者と違い案件数は少なくても、一つのサービスを継続的に育てた経験は事業会社で高く見られます。

守秘義務でポートフォリオに載せられない案件があります。

経歴書には業種と案件の種類(例: 製造業コーポレートサイト)、担当範囲、工夫した点を書けば、作品を見せなくても経験は伝わります。ポートフォリオには「守秘義務のため非公開(面接時に口頭で説明可能)」と注記しましょう。公開可能な範囲を前の会社に確認しておくと安心です。

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最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。