履歴書の志望動機の書き方(転職)|採用担当に伝わる3段構成と例文・NG例
基本ルール
まず「なぜこの会社か」を具体的に
採用担当者が最初に見るのは、同業他社ではなくこの会社を選んだ理由です。事業内容、商品、顧客層、働き方など、求人票や会社案内で確認できる固有の要素を一つ取り上げて書きます。「理念に共感した」だけでは、どの会社の履歴書にも貼り付けられる文章だと受け取られます。
経験との接点を一つに絞って示す
前職で何をしてきたかを並べるのではなく、応募先の仕事に直接つながる経験を一つ選び、その経験が応募先でどう役に立つかを書きます。接点が複数ある場合も欄の文字数には限りがあるので、採用担当者がいちばん知りたいであろう一つに絞るほうが印象に残ります。
入社後の貢献イメージで締める
最後の一文は「頑張ります」ではなく、入社後にどの業務でどう貢献したいかを具体語で書きます。「まず◯◯業務で早期に戦力となり、将来は◯◯にも携わりたい」のように、短期と中期の2段で書くと、腰を据えて働く意思も同時に伝わります。
待遇や勤務地だけを理由にしない
給与、休日、通勤のしやすさは転職先を選ぶ現実的な理由ですが、志望動機欄にそれだけを書くと「条件が良ければどこでもよい」と読まれます。条件面に触れる場合は本人希望記入欄に回し、志望動機欄では仕事内容と自分の経験の関係を中心に組み立ててください。
欄の8割以上を埋める文量に
志望動機欄が半分以下しか埋まっていないと、意欲が低いか準備不足に見えます。一般的な履歴書の欄なら200〜300字が目安です。逆に欄からはみ出すほど小さい字で詰め込むのも読みにくいので、文字の大きさを保ったまま収まる量に調整しましょう。
記載例
同業種・同職種への転職(営業)
異業種への転職(販売→一般事務)
キャリアアップが目的の場合
欄が小さい履歴書向け(短文)
NG表現とOK表現
よくある質問
履歴書の志望動機と自己PRの違いは何ですか?
志望動機は「なぜこの会社で働きたいか」、自己PRは「自分にはどんな強みがあるか」を書く欄です。志望動機の中心は会社側の要素で、自己PRの中心は自分の要素です。両方の欄がある履歴書では、志望動機に経験を書きすぎると自己PRと重複するので、志望動機では経験との接点を一言にとどめ、詳しい強みは自己PRに回します。
志望動機は何文字くらい書けばよいですか?
一般的な履歴書の欄なら200〜300字程度が目安です。欄の8割以上が埋まり、文字の大きさが他の欄と同じに保てる量が適切です。文字数を増やすために同じ内容を言い換えて繰り返すより、「なぜこの会社か」「経験との接点」「入社後の貢献」の3点を各1〜2文で書くほうが読みやすく、短い欄でも成立します。
複数社に応募する場合、使い回してもよいですか?
骨組みは共通でも、「なぜこの会社か」の部分は応募先ごとに必ず書き換えてください。会社名だけ差し替えた文章は、事業内容と文面が合わない箇所から見抜かれます。経験との接点や貢献イメージも、応募先の募集職種に合わせて取り上げる経験を変えると、短時間で各社向けの文章に整えられます。
未経験の職種に応募するとき志望動機が書けません。
職種の経験がなくても、前職で身につけた力のうち応募先の仕事で使えるものは必ずあります。たとえば接客なら相手の意図をくみ取る力、製造なら手順を守る正確さなど、具体的な場面とともに書きます。あわせて、未経験を補うために始めた学習や取得を目指す資格を一言添えると、本気度が伝わります。
職務経歴書にも志望動機を書く場合、同じ文でよいですか?
まったく同じ文を両方に載せるのは避けます。履歴書の志望動機は3点を簡潔にまとめた要約版、職務経歴書では経験との接点を具体的な業務内容や取り組みとともに掘り下げた詳細版と位置づけると、採用担当者が両方を読んだときに情報が重複せず、むしろ補い合う構成になります。
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最終更新: 2026-10-21