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自動車整備士の職務経歴書の書き方|資格・整備内容・接客実績の例文

自動車整備士の職務経歴書では、整備士資格の級と、扱った車種・整備の範囲(車検・点検・重整備・診断)、検査員や接客の経験が見られます。

こんな人向け: ディーラーから専業工場や他メーカー系へ、またはその逆に移りたい人/整備の仕事はできるが、職務経歴書に書く言葉が見つからない人/フロントや検査員、工場長など整備以外の役割も担ってきた人

自動車整備士の職務経歴書で見られるポイント

資格と検査員・特定整備の経験を明記する

自動車整備士の級(3級・2級・1級)と種類(ガソリン・ジーゼル・シャシなど)、取得年月は必ず書きます。自動車検査員の選任経験、特定整備(電子制御装置整備)に関わった経験、メーカー系の社内資格や研修修了、低圧電気取扱の講習などもあわせて記載しましょう。採用側は「車検ラインを任せられるか」「ハイブリッド車や運転支援装置に対応できるか」を資格欄で確認しています。

扱った車種と整備の範囲を具体的に

国産乗用車か輸入車か、商用車やトラック、特殊車両か、ハイブリッド・EVの経験はあるかで求められる知識が異なります。扱った車種の範囲と、整備の内容(車検・定期点検・一般整備・エンジンやミッションの重整備・電装・故障診断・板金との連携など)を書き、1日あたりの入庫台数や月間の車検台数の目安を添えると、作業の速さと幅が伝わります。

故障診断や難しい修理の事例を一つ書く

整備士の技術力は、診断機のデータと症状から原因を特定する力に表れます。再現しにくい不具合を切り分けて直した、他店で直らなかった車を修理した、新しい車種の整備手順を調べて社内に共有したなどの事例を、症状・調べたこと・原因・対処の順で一件書いてください。「幅広い整備に対応」より、一つの具体例の方が技術力は伝わります。

接客・提案・後輩指導も実績に含める

整備士の仕事はお客様への説明や追加整備の提案、フロントとの連携、後輩や未経験者への指導まで含みます。点検結果の説明の工夫、整備の必要性を伝えて納得いただいた経験、お客様の指名や感謝の声、新人に任せる作業の段階的な指導などは、工場長やフロント候補として評価されます。整備以外の役割も漏らさず書きましょう。

例文: 職務要約

整備専門学校を卒業後、国産車ディーラーの株式会社◯◯に入社し、約9年間自動車整備士として勤務しています。入社時に2級ガソリン自動車整備士を取得し、点検・車検・一般整備を担当しながら、3年目からはエンジン・ミッションの重整備と電装系の故障診断を任されるようになりました。5年目に自動車検査員に選任され、車検ラインの完成検査を担当するとともに、月間約120台の車検・点検の工程管理も担っています。ハイブリッド車の整備研修を修了し、特定整備にも対応しています。点検結果の説明や整備提案も日常的に行い、指名でご来店いただく方もいます。直近2年は後輩3名の指導担当も務めています。

例文: 職務経歴

期間2017年4月〜現在
会社株式会社◯◯(事業内容: 国産乗用車の販売・整備・車検/従業員数: 約180名)
所属・役職◯◯店 サービス部門 整備士・自動車検査員(2021年10月選任)
業務内容
  • 国産乗用車(ハイブリッド車を含む)の車検整備・定期点検・一般整備(月間入庫約200台のうち担当約60台)
  • エンジン・ミッション・足回りの重整備、診断機を用いた電装系・制御系の故障診断
  • 自動車検査員として車検ラインの完成検査、検査記録の作成、車検・点検の工程管理
  • お客様への点検結果の説明と整備提案、フロントとの連携、後輩3名への作業指導と作業チェック
実績・取り組み
  • 再現しにくいアイドリング不調を診断データとハーネスの点検で特定し、他店で未解決だった車両を修理。お客様から指名を継続
  • 後輩の作業チェック表を整備内容ごとに整え、担当チームの作業やり直しを前年の半数以下に

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

私は「直す」だけでなく「なぜそうなったかをお客様に分かる言葉で伝える」ことを大切にしてきました。あるお客様の車は、他店で原因が分からなかったアイドリング不調で入庫されました。診断機のデータを走行条件ごとに記録し、症状が出る条件を絞り込んだうえでハーネスを点検したところ、特定箇所の接触不良が原因と分かり修理できました。原因と対処を写真つきで説明したことで安心していただき、以降は点検も指名でご来店くださっています。検査員としては、完成検査の精度を保つだけでなく、車検・点検の工程を見渡して作業の順番や人の配置を調整し、お客様のお待たせ時間を減らすことも意識しています。後輩指導では、整備内容ごとに確認ポイントを書いたチェック表を用意し、作業のやり直しを減らしました。御社でも、技術と説明の両方でお客様に信頼される整備士として貢献したいと考えています。

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NG表現とOK表現

NG 車検・点検・一般整備など幅広い整備に対応し、お客様に貢献しました。
OK 国産乗用車(ハイブリッド含む)の車検整備・定期点検を月約60台担当。エンジン・ミッションの重整備と診断機による故障診断も対応。
「幅広い」では車種と整備レベルが分かりません。車種・整備内容・台数を具体的に書くと技術の幅が伝わります。
NG 資格欄に「自動車整備士」とだけ記載し、級や種類、検査員の選任を書いていない。
OK 2級ガソリン自動車整備士(2017年取得)/自動車検査員(2021年選任)/ハイブリッド車整備研修修了
級と種類、取得年月、検査員の選任があるかは任せられる業務を左右します。正式名称で漏れなく書きましょう。
NG お客様第一の姿勢で丁寧な接客を心がけ、満足度の向上に努めました。
OK 点検結果を写真つきで説明し、整備の必要性と優先順位を伝える提案を続けた結果、指名でご来店いただくお客様が増えました。
姿勢の表現は誰でも書けます。説明の工夫とその結果(指名・継続来店)を書くと接客力が伝わります。

よくある質問

ディーラーから専業工場への転職で何を強調すべきですか?

ディーラーから専業工場なら、メーカー研修で得た最新車種や電子制御の知識、診断の手順を標準化された環境で学んだことが強みです。逆の場合は、多メーカー・多車種を扱った幅、部品調達や見積の工夫、お客様との距離の近さを強調しましょう。どちらの場合も扱った車種と整備内容を具体的に書くのが基本です。

3級整備士しか持っていなくても大丈夫ですか?

実務経験があれば応募できる求人は多くあります。2級の受験予定や実務経験年数が要件を満たしているかを書き、担当できる整備の範囲を正直に示しましょう。整備士不足の職場では育成前提で採用することも多いため、学ぶ姿勢と現在の担当業務を具体的に書くことが大切です。

整備の件数や台数は経歴書に書くべきですか?

作業の速さと経験量を伝える目安になるので、月間の車検台数や1日の担当台数を概算で書くと効果的です。「月間約60台の車検・点検を担当」のように書けば十分で、正確な数字でなくても構いません。台数だけでなく、重整備や診断の事例を添えると、量と質の両方が伝わります。

工場長やフロントを目指す場合は何を書けばよいですか?

工程管理、人員配置、後輩指導、お客様への説明と提案、クレーム対応、部品や消耗品の在庫管理に関わった経験を前に出しましょう。整備士としての技術に加えて、工場全体を見て動いた経験が評価されます。売上や入庫台数の目標に関わっていた場合は、取り組みと結果を控えめな数字で書いてください。

EVや運転支援装置の経験がなくても不利ですか?

現時点では経験がない人も多いので、必須ではない求人が大半です。ただし今後必要になる分野なので、ハイブリッド車の整備経験、低圧電気取扱の講習、エーミング作業の見学や研修など、関連する経験や学習中の内容があれば書きましょう。興味と学ぶ意欲を自己PRで示すだけでも前向きに受け取られます。

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最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。