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介護職の職務経歴書の書き方|施設種別・介助内容・資格の伝え方と例文

介護職の職務経歴書で最も見られるのは、どの種別の施設で、どの程度の介護度の方に、どんな介助を担ってきたかです。

こんな人向け: 特養や老健、グループホームなど別種別の施設に転職したい介護職/初任者研修や介護福祉士を取得し、資格を活かした転職を考えている人/ヘルパーや無資格のパートから正職員を目指している人

介護職(介護福祉士・ヘルパー)の職務経歴書で見られるポイント

施設種別と利用者層を職歴の頭に書く

特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、有料老人ホーム、デイサービス、訪問介護では、求められる動きがまったく違います。施設の種別、定員やユニット数、平均的な要介護度、認知症の方の割合など、利用者層が伝わる情報を職歴の冒頭に添えてください。採用側は「うちの現場に近い経験か」をここで判断します。

介助内容は三大介助プラス得意分野で

食事・入浴・排泄の三大介助は多くの人が書くので、それだけでは差がつきません。移乗介助(全介助の方を一人で対応できるか、リフトの使用経験)、認知症の方への声かけ、看取りの経験、レクリエーションの企画、記録システムの入力など、自分が特に多く担ってきたことを具体的に書き、応募先の求人内容に近いものを上に置きます。

資格と研修は名称と取得年月を添えて

介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士、認知症介護実践者研修、喀痰吸引等研修など、保有資格は取得年月とともに書きます。介護福祉士の受験に向けて実務経験を積んでいる途中なら「20XX年受験予定」と添えておくと、採用側が配置や処遇の計画を立てやすくなります。普通自動車免許も送迎のある施設では確認されます。

夜勤・リーダー・委員会で任された範囲を示す

夜勤の回数と体制(一人体制か複数か、担当する利用者数)、フロアリーダーやユニットリーダーの経験、新人指導、委員会活動(事故防止、感染対策、身体拘束廃止など)は、介護職の実績として評価されやすい部分です。ケアプランの作成に関わった、カンファレンスで提案した改善が採用されたといった経験も、時期と内容を添えて書きましょう。

例文: 職務要約

高校卒業後、介護職員初任者研修を修了し、社会福祉法人◯◯会が運営する特別養護老人ホーム(定員約80名・ユニット型)に入職しました。約5年間、要介護3〜5の方を中心とした10名のユニットで、食事・入浴・排泄の介助、移乗介助、認知症の方への対応、看取りケアを担当しています。夜勤は月4〜5回、2ユニット20名を1名で担当する体制を経験しました。入職3年目に介護福祉士を取得し、4年目からはユニットリーダーとして新人・パート職員の指導やシフト調整、ご家族への状況説明を担っています。今後は認知症ケアをより深く学びたいと考え、グループホームへの転職を希望しています。

例文: 職務経歴

期間20XX年4月〜現在
会社社会福祉法人◯◯会 特別養護老人ホーム◯◯(定員: 約80名・ユニット型/平均要介護度: 約4)
所属・役職介護職員(ユニットリーダー・介護福祉士)
業務内容
  • 要介護3〜5の利用者10名のユニットで、食事・入浴・排泄・移乗介助と日常の見守り
  • 認知症の方への声かけ・環境調整、帰宅願望や不穏時の対応、ご家族への状況報告
  • 夜勤(月4〜5回・2ユニット20名を1名で担当)での巡視、排泄介助、緊急時の看護師・施設長への連絡
  • ユニットリーダーとしてシフト作成、新人・パート職員の指導、ケアカンファレンスの進行
実績・取り組み
  • 入職3年目に介護福祉士を取得し、4年目からユニットリーダーとして10名のユニット運営と職員6名のまとめ役を担当
  • 事故防止委員としてヒヤリハット報告の共有方法を見直し、夜間の転倒に関する報告件数の減少につなげた

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

利用者さん一人ひとりの「できること」を残す関わりを大切にしてきました。特養では要介護度の高い方が多く、すべてを介助した方が早い場面も多いのですが、ご本人が自分で箸を持つ時間や、手すりを使って立ち上がる動作をできる限り待つことで、生活のリズムと表情が変わることを何度も経験しました。ユニットリーダーになってからは、こうした関わりを職員全員で共有できるように、カンファレンスで利用者さんごとの「待つポイント」を話し合い、申し送りに残す仕組みをつくりました。また、夜勤で一人で20名を担当する中で、優先順位を即座に判断し、異変があれば迷わず看護師に連絡する習慣が身につきました。グループホームでは、少人数の家庭的な環境だからこそできる認知症ケアを学び、ご本人の生活歴を踏まえた個別の関わりを深めていきたいと考えています。

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NG表現とOK表現

NG 介護施設で利用者様の身の回りのお世話をし、毎日楽しく働いていました。
OK ユニット型特養(定員約80名)で、要介護3〜5の方10名の食事・入浴・排泄・移乗介助を担当しました。
施設の種別と介護度が分からないと、採用側は経験のレベルを判断できません。種別・人数・介護度を書くのが基本です。
NG 資格: 介護の資格あり(ヘルパー)。車の運転ができるので送迎も対応できます。
OK 介護福祉士(20XX年X月取得)/介護職員初任者研修修了(20XX年X月)/普通自動車免許(AT限定)
資格は名称と取得年月で正確に。介護福祉士の有無は配置や処遇に直結するため、曖昧な表記は損になります。
NG 前の職場は体力的にきつかったので、今回はもう少し楽な職場を探しています。
OK 少人数の環境で、認知症の方の生活歴に沿った個別ケアを深めたいと考え、グループホームを志望しています。
負担の軽さを転職理由にすると意欲を疑われます。次の施設で何をしたいかを軸に、前向きな言葉で書きましょう。

よくある質問

無資格・未経験でパートから始めた経歴でも職務経歴書は必要ですか?

正職員への応募なら用意した方が有利です。パート期間も担当した介助の内容、1日の利用者数、勤務時間帯を具体的に書けば立派な経歴になります。資格取得に向けて勉強中であれば、その旨も添えると意欲が伝わります。

施設を何度か変わっています。全部書くべきですか?

すべて書くのが基本です。介護業界では職場を変える人も多く、回数そのものより「それぞれで何を担当し、何を学んだか」が見られます。各職場を2〜4行にまとめ、短期で辞めた職場は事実ベースの退職理由を面接で説明できるよう準備しておきましょう。

看取りや医療的ケアの経験はどう書けばいいですか?

看取りは「看取りケアに携わった人数」や「ご家族への説明に同席した経験」を、医療的ケアは「喀痰吸引等研修修了」「胃ろうの方の対応経験」など具体的に書きます。看護師との連携のしかたも一言添えると、医療との協働を重視する施設で評価されます。

訪問介護から施設介護に移る場合、何をアピールできますか?

訪問介護で培った「一人で判断して対応する力」「ご本人・ご家族との信頼関係づくり」「生活援助の工夫」は施設でも活きます。訪問件数や担当した利用者数、サービス提供責任者との連携などを具体的に書き、施設での複数名対応は「学びたい点」として素直に書くとよいでしょう。

自己PRで「優しさ」や「思いやり」を書いてもいいですか?

書いても構いませんが、それだけでは誰でも書ける内容になります。「優しさ」を具体的な場面で示してください。たとえば、拒否のあった入浴を声かけの工夫で受け入れてもらえた経緯や、ご家族からの相談への対応など、自分の行動と相手の変化をセットで書くと伝わります。

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最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。