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理学療法士・作業療法士の職務経歴書の書き方|疾患・時期・単位数と例文

PT・OTの職務経歴書で最も見られるのは、どの病期でどんな疾患の患者さんを1日何単位担当し、どこまで評価・治療を任されていたかです。

こんな人向け: 急性期や回復期の病院から、訪問リハや介護施設など生活期に移りたいPT・OT/整形外科クリニックや介護分野から病院に戻りたい人/学会発表や後輩指導、委員会の経験を実績としてどう書くか迷っている人

理学療法士・作業療法士の職務経歴書で見られるポイント

病期・対象疾患・1日の単位数を冒頭に

急性期、回復期、生活期(訪問・通所・入所)のどこで働いてきたか、脳血管疾患、運動器、呼吸器、心大血管、小児、精神のうち主な対象はどれか、1日の取得単位数と担当患者数はどの程度か。採用側はこの3点で自施設との重なりを判断します。回復期ならFIMの利得や在宅復帰への関わり、生活期なら住環境整備や福祉用具選定など、病期に応じた経験も添えておきましょう。

評価と治療の内容を疾患別に具体的に

「リハビリテーションを提供しました」では伝わりません。脳卒中後の片麻痺に対する歩行練習と装具の検討、人工関節術後の可動域練習と荷重管理、呼吸器疾患の運動耐容能評価、作業療法ならADL練習や高次脳機能評価、上肢機能練習、就労支援など、疾患ごとに主な評価と治療を書きます。装具や自助具、福祉用具の選定に関わった経験も具体的に記載してください。

多職種連携と退院支援の関わりを示す

カンファレンスでの提案、家屋評価と住宅改修の提案、ケアマネジャーや訪問看護との連携、ご家族への介助指導。PT・OTの評価は「一人で治療する力」だけでなく「チームで患者さんの生活をつなぐ力」で決まります。退院前訪問の件数、家族指導の経験、転院先や施設への情報提供書の作成など、自分が関わった範囲を書いてください。

学会発表・勉強会・後輩指導は実績欄に

院内外の症例発表、学会発表、研究会の運営、新人や実習生の指導、委員会(転倒予防、感染対策、教育など)の活動は、実績欄に時期と内容を添えて書きます。認定・専門理学療法士や認定作業療法士、呼吸療法認定士、福祉住環境コーディネーターなどの資格は取得年月を明記。取得に向けて学んでいる途中なら、その旨を添えて構いません。

例文: 職務要約

理学療法士養成の大学を卒業後、医療法人◯◯会 ◯◯病院(約200床・回復期リハビリテーション病棟60床)に入職し、約6年間勤務しています。脳血管疾患と運動器疾患の患者さんを中心に1日平均18単位、常時6〜7名を担当し、歩行練習・装具の検討・ADL練習・家屋評価と住宅改修の提案を担っています。多職種カンファレンスでは退院時の目標設定と介助方法の提案を行い、ご家族への介助指導や退院前訪問にも継続的に関わりました。4年目から新人と実習生の指導を担当し、院内の症例検討会の運営にも携わっています。今後は訪問リハビリテーションで、退院後の生活の場で患者さんを支える経験を積みたいと考えています。

例文: 職務経歴

期間20XX年4月〜現在
会社医療法人◯◯会 ◯◯病院(病床数: 約200床/回復期リハビリテーション病棟60床/診療科: リハビリテーション科・整形外科・内科)
所属・役職リハビリテーション部 理学療法士(回復期病棟担当・新人教育担当)
業務内容
  • 脳血管疾患・運動器疾患の患者さん6〜7名を担当し、1日平均18単位の理学療法を実施(歩行練習、装具の検討、ADL練習)
  • 初期・中間・最終評価の実施と計画書の作成、多職種カンファレンスでの目標設定と介助方法の提案
  • 家屋評価と住宅改修・福祉用具の提案、退院前訪問、ご家族への介助指導
  • 新人理学療法士・実習生の指導(評価の添削・同行)、院内症例検討会の運営
実績・取り組み
  • 担当患者さんの家屋評価を退院前に実施する運用を病棟内で定着させ、退院後の相談件数の減少につながった
  • 脳卒中後の歩行再獲得に関する症例を院内の症例検討会と地域の研究会で発表(各1回)

活かせる経験・スキルの書き方例

例文: 自己PR

「病院で歩けること」と「家で生活できること」の間にある差を埋めることを、理学療法の目標にしてきました。回復期病棟では、病棟内の歩行が安定しても自宅の段差や浴室で困る患者さんを何度も見てきたため、担当した方の家屋評価を退院前に行い、実際の動線を想定した練習を取り入れるようにしました。玄関の上がり框の高さを再現して練習した方が、退院後に「不安なく出入りできた」と話してくださったことは、自分の判断基準になっています。カンファレンスでは、看護師や作業療法士、ソーシャルワーカーの視点を聞きながら、理学療法士として介助方法と環境の提案を伝えることを心がけました。新人指導では、評価の結果を「患者さんの生活に何が起きるか」に翻訳して考える習慣を伝えています。訪問リハビリでは、生活の場に直接入れる強みを活かし、ご本人とご家族が無理なく続けられる運動と環境の提案で、在宅生活の継続を支えたいと考えています。

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NG表現とOK表現

NG 回復期病院でリハビリテーションを提供し、患者様の回復に貢献してきました。
OK 回復期病棟(60床)で脳血管疾患・運動器疾患の患者さんを担当し、1日平均18単位、常時6〜7名の理学療法と家屋評価を実施しました。
病期・疾患・単位数が分からないと、業務量と専門性を判断できません。数字と対象を具体的に書くのが基本です。
NG 患者様一人ひとりに合わせたリハビリを心がけ、信頼関係を大切にしてきました。
OK 退院前に家屋評価を行い、自宅の段差や浴室の動線を再現した練習を取り入れ、退院後の生活に直結する理学療法を実施しました。
「一人ひとりに合わせた」は誰でも書けます。具体的に何を評価し、どう治療に反映したかを書くと臨床の質が伝わります。
NG 単位数のノルマが厳しく、患者さんと向き合う時間がないため転職します。
OK 退院後の生活の場で患者さんとご家族を支えたいと考え、訪問リハビリテーションを志望しています。
現職の体制への不満だけを理由にすると、採用側は意欲や適応力を疑います。病期を変える目的を前向きに書きます。

よくある質問

作業療法士の場合、何を強調して書けばいいですか?

ADL・IADL練習、高次脳機能や認知機能の評価、上肢機能練習、自助具や福祉用具の選定、精神科での集団作業、就労・復職支援など、作業療法ならではの関わりを具体的に書きます。「生活行為に焦点を当てた目標設定」の実例を一つ入れると、理学療法士との役割の違いも明確になります。

整形外科クリニックの外来リハ経験は病院で評価されますか?

されます。1日の担当人数、運動器疾患の種類(術後、スポーツ外傷、慢性疼痛など)、物理療法の経験、患者さんへのホームエクササイズ指導の工夫を書きます。短時間で評価と治療を組み立てる力は病院でも活きるので、自己PRで具体的な場面とともに示しましょう。

介護施設や通所リハの経験は、どう書くと伝わりますか?

対象者の介護度の分布、個別リハと集団リハの比率、担当した人数、ケアマネジャーとの連携、通所リハならリハビリテーション会議への参加、入所施設なら介護職への介助方法の指導などを書きます。生活期ならではの「維持と予防の視点」を自己PRにまとめると病院への応募でも評価されます。

単位数が少ない職場でした。正直に書くべきですか?

正直に書いた方がよいです。単位数が少ない分、評価や書類、カンファレンス、家族指導に時間を使えたなら、その内容を具体的に書けば十分な実績になります。採用側は単位数だけでなく、その環境で何を工夫したかを見ています。

学会発表や論文がなくても実績は書けますか?

書けます。院内の症例検討会での発表、勉強会の企画、新人や実習生の指導、委員会での取り組み、業務手順の改善などはすべて実績です。患者さんの変化(在宅復帰につながった事例など)も、個人が特定されない範囲で概要を書けば、臨床力を示す材料になります。

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最終更新: 2026-10-21 例文は架空の経歴です。ご自身の事実に基づいて書き換えてください。